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地龍のダンジョン奮闘記!
この作品の主人公、転生前の名前は出されず、転生後もずっと『地龍』と種族名で呼ばれ続けます。いくら種族が珍しいからと言っても、まさか主人公が名無しのままストーリーが進んでいくとは。
しかもこの事実に本人…じゃなくて本龍は周囲から指摘を受けるまで気が付かない間の抜けっぷり。
愛らしささえあるこの名無しの地龍は、あるとき非常に重要な情報を手にします。
『地龍は種族的に最強種だが、成体になるには長い年月が掛かる。 また、すべてが最上級の素材となるため成体になる前に乱獲され、現在は絶滅したとされている』
つまり、生まれたばかりの地龍は非常に魅力的で稀有な金のなる木。狩人たちはこぞって主人公を狙い、捕縛すればその生命力ゆえに死ねず、延々と素材を供給する生きた金脈になりかねない…。
こうした情報を知り、作ったダンジョンに引き篭もることを決意しますが、存在するだけで痕跡を残してしまう地龍という種族ではやはりそううまくはいかない。
小さな問題からシリアスシーンも何のその、個性豊かなキャラクターがギャグへと転化させつつ、大真面目に押し寄せる事態に取り組みます。
決めるところはキメるのですが、一番の見所は主人公が一番『脇役』をやってるところですね!
(※この作者さんは変態さんだから気を付けよう)
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